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映像研究コース

映画史・映画理論を研究



研究計画(映画史研究)


映像(映画史)では、現在映画史研究において最もアクチュアリティーをもっているテーマに関して、グローバルな視点からの研究を続けている。第一に、近年とりわけ重要性を帯びてきた映画史における1910年代という問題である。これは主としてヨーロッパ映画と同時代の日本映画の相互関係で捉えていく。次に、中国映画の1890年代から1920年代までを鳥瞰した研究である。これに関しては中国本国でも満足のいく研究がなされていない。その理由を考え、中国無声映画研究の問題点を明らかにする。
ロシア・プロジェクトに関しては帝政期の文献などを読み進めているが、本年度からはソヴィエト期にまで範囲を拡大し、また劇映画だけでなく記録映画にも目を向けていく予定である。地域としては以上のように、日本を中心に置きつつ、ヨーロッパ諸国、中国、ロシア(ソヴィエト)の映画史を再検討し、我が国では依然としてまだよく知られていないアメリカ以外の諸国の19世紀末から1920年代末までの映画史を明らかにすることを、本年度の研究の目的とする。

研究計画(映画理論研究)


映画理論プロジェクトについては、「メタ映画」のテーマをめぐって、過去3年間に収集した映像ソフトや文献資料などを活用しつつ、広義のメタ映画に関する研究活動を継続するとともに、全体的な展望をまとめる段階へと移行してゆくことにする。すなわち、これまで「映画とその分身」という観点のもとに、映画作品のテクストに現れる反映、絵画、写真の主題系に関する考察を進めてきたが、22年度においては、映画に現れる映画や映像の主題系という、中核をなすテーマについて検討してゆくこととする。

研究計画(テレビドラマ研究)


本プロジェクトは、演劇学と映画学を統合する研究を推進するというグローバルCOEの趣旨に沿って、2008年度に新たに立ち上げたものである。テレビドラマは、従来のような消耗品というイメージではもはや語れなくなっているにもかかわらず、日本では研究が甚だしく遅れている領域である。2007年度に開講した文化構想学部、2010年度開講の大学院文学研究科表象・メディア論コースではこのテレビ研究を展開し、長谷・岡室はその担当者である。長谷は映像社会学を、岡室は演劇学をこれまで専門としてきたことを活かし、映像、演劇の両面からのアプローチにより、学術研究としてのテレビドラマ研究の新たな地平を拓き、早稲田テレビ学ともいえる学の構築を目指している。


事業推進担当者


氏名 所属 担当コース
小松 弘 文学研究科教授 映画史研究(映画史資料)
武田 潔 文学研究科教授 映画理論研究(記号学的観点)
十重田 裕一 文学学術院教授 映画史研究(映画文化論)
長谷 正人 文学研究科教授 映画理論研究(映画学・社会学からのテレビドラマ研究)
岡室 美奈子 文学研究科教授 映画理論研究(演劇学からのテレビドラマ研究)
藤井 仁子 文学学術院准教授 映画史研究(映画史資料)

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