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映像研究コース

映画史・映画理論を研究

研究計画(映画史研究)


21世紀COEで大きな成果を挙げ、早稲田大学の映画研究を世界的なレヴェルまで引き上げることに貢献した映像アーカイヴ構築部門を継承し、映画(映画史研究)では無声映画研究を基礎作りの段階からさらに進め、本格研究の段階にしてゆく。2007年度は従来は見逃されがちであった帝政ロシアと中国の無声映画という地域研究、及びこれらの地域研究に付随して、同時期の日本映画研究に関する資料を集め、集められた資料の分析を進めることにする。

映像アーカイヴ構築の作業も引き続き行い、D・W・グリフィスのバイオグラフ期の映画フィルム,及び同時期のフランス映画のフィルムを収集する。またこれまで培った、海外の映画アーカイヴとの信頼関係の下に、これらのアーカイヴの協力を得て、ヨーロッパ、ロシアを中心とする無声映画のビデオ・コピーを収集する。
さらに海外の最新の映画史研究の動向を捕らえるために、海外の研究者との情報交換も活発に行ないたい。

研究計画(映画理論研究)

1960年代から80年代にかけて著しい発展を遂げた映画理論研究は、その後の映画史研究の隆盛に比して、研究の活力や影響力などがいくぶん限定されてきている観がある。内外におけるこうした状況に鑑み、映画コースにおいても理論的研究の新たな発展を図るべく、中核となるテーマを設定して、内外の研究者が参加する論集や研究分担者の著書・論文を刊行し、さらに可能であれば関連するテーマをめぐる国際的な研究集会の開催をめざしたい。

具体的な研究テーマの一つとして想定しているのは「メタ映画」(映画についての映画)の問題である。これは現代の映画理論研究における主要なテーマの一つであるが、わが国においては、もとより映画理論を専門とする研究者の数が少ないこともあり、その重要性に見合った研究基盤がまったく整っていない。こうした状況を脱し、まずは国内において問題意識を共有できる研究環境を構築することが、初年度の喫緊の課題である。そのために、基本的な作業機材や文献・映像資料を整備して、メタ映画の問題に関心を寄せる国内の研究者や大学院生のための共通の拠点を設けることに努めるとともに、既に進めている関連の研究については、論文によってその成果を発表する予定である。

事業推進担当者

氏名所属 担当コース
小松 弘文学研究科教授映画史研究(映画史資料)
武田 潔文学研究科教授映画理論研究(記号学的観点)
十重田 裕一文学学術院教授映画史研究(映画文化論)
長谷 正人文学研究科教授映画理論研究(社会学的観点)
藤井 仁子文学学術院専任講師映画史研究(映画史資料)

研究協力者

氏名所属
佐藤 秋成城西国際大学人文学部専任講師

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