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能楽

研究計画

今年度は下記のプロジェクトを企画する。これらの研究テーマに共通するのは、古典演劇の復元的研究と比較演劇研究という視点であり、他コースと共に国際研究協力事業をも推進したい。

(1) 舞台構造の国際的比較研究:竹本(不定期)
(2) 吉田文庫の調査と世阿弥能楽論の本文研究:竹本(長期休暇中の調査が中心)
(3) 加賀藩を初めとする江戸時代諸藩の能楽史研究:竹本(毎月1回)
(4) 散楽シンポジウム「散楽と仮面」:竹本(毎年1回)
(5) 近代能楽史研究:竹本(不定期)
(6) 沖縄芸能研究:竹本(代)(不定期・学生募集は行わない)

能楽研究について、本年度は、中世・近世演劇の共同研究として、西洋演劇コース・中国演劇コースとの共同研究事業を構想する((1))。そのため、チェコとスロバキアとで資料調査と研究交流事業を計画する。日本演劇研究の立場からの舞台構造研究、ドイツ演劇研究者によるチェコのドイツ語文献探索などが主たる事業内容となろう。また従来継続していた吉田文庫調査((2))、江戸時代能楽史調査((3))を計画する。国内資料の調査旅行にはグローバルCOE研究生も参加する

グローバルCOE研究生に対する研究指導

能楽研究を志すグローバルCOE研究生はそれぞれの希望プロジェクトに複数参加できる。また世阿弥能楽論輪読の特別講義(毎週月曜14:40~16:10)、研究指導(毎週金曜10:40~12:10が原則)にも参加できる。

本コースが目指すのは、能楽研究の将来を担う研究者の養成である。そのために、資料調査の方法、資料解読の訓練を中心に、高度な専門的知識の涵養を計りたい。またたんに専門性を追求するのみならず、文学・演劇の両分野についての広汎な教養を持つこと、比較演劇的に能を研究する方法を開拓し、実際の研究に役立てること、能楽上演の現場との交流を通じて、作品解釈を実際の舞台に反映させる工夫を追究することを目標としたい。グローバルCOE研究生の論文執筆や海外における研究成果発表を奨励し、発表機会の提供を行う。また国内研究諸機関や、海外研究者との交流事業も積極的に進める。最終的には、研究期間内に学位論文をそれぞれの所属大学院に提出すること、また研究や文化事業の現場に、一人でも多くの人材を送り出すことを目指したい。

なお学生指導に当たっては、複数の研究協力者(客員講師)の応援を得ることとし、海外からの留学生に対しては、能楽の専門教育のみならず、日本古典文学一般についての基礎知識獲得のための教育をも行う予定である。具体的には、日本古典作品をなるべく多く読むなどの機会を提供する。

事業推進担当者

氏名 所属 専門
竹本 幹夫 拠点リーダー、演劇博物館館長、文学研究科教授 能楽

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