ブレヒトと日本演劇
研究計画
ベルトルト・ブレヒトの作品研究。戯曲、詩、小説、評論などのジャンルを超えて相互関連性を探るとともに、テキスト研究からは見えない側面、あるいはテキストの補完的役割をなす要素、音楽性などに注目しながら、ブレヒト劇を再考する。映像がもたらす情報にも、おおいなる価値を認めたい。ブレヒトの日本における受容を現代演劇のなかに探るだけでなく、他方、日本の能や中国の梅蘭芳の演技がブレヒト劇に与えた影響も眺めながら、ブレヒト劇の特異性と普遍性を考察する。
ブレヒトの仕事をドイツ演劇史、それも日本から見たドイツ演劇史のもとで捉え返す。
GCOE古典演劇研究グループとの連携のなかで、東西の文化交流の一端に寄与できることがあれば、協力をしていく。
| ブレヒト連続セミナー |
| 講師:ヨーアヒム・ルケージーGCOE客員教授 第1回 4月30日(水) 16:30~18:30 国際会議場4階共同研究室4 第2回 5月 7日(水) 16:30~18:30 14号館801会議室 第3回 5月14日(水) 16:30~18:30 国際会議場4階共同研究室6 第4回 5月21日(水) 16:30~18:30 26号館地下多目的講義室 第5回 5月28日(水) 16:30~18:30 26号館地下多目的講義室 【報告】 ドイツより招聘したヨーアヒム・ルケージー客員教授による「ブレヒト連続セミナー」を全5回にわたって開催した。連続セミナーの前半では、ベルトルト・ブレヒト研究においてすぐれた業績を積み重ねてこられたルケージー教授から『家庭用説教集』の詩作品(第1回)、『三文オペラ』のソング(第2回)、初期散文作品(第3回)を対象にご講演いただいた。とりわけ戯曲テクストとブレヒト自身の演出指示との関係について熱心な議論があった。またルケージー教授は、音楽学の博士号を取得していることから、音楽学的な観点からも演劇を語っていただいた。 連続セミナーの後半では、日本初公開となるDVD資料により、演劇人ブレヒトを理解する試みを行った。第二次大戦の亡命生活の苦難や、戦後に帰国した後のベルリナー・アンサンブルの創設、上演史に名高い舞台などを映し出した貴重な記録映像、そしてまた血縁者や友人からは興味深いエピソードが語られた。ここではルケージー教授の解説に、逐次通訳を付けることにより、より多くの参加者を集めることができた。 |
事業推進担当者
| 氏名 | 所属 | 担当 |
|---|---|---|
| 秋葉 裕一 | 拠点副リーダー、演劇博物館副館長、理工学術院教授 | ベルトルト・ブレヒトと日本演劇 |


